こんにちは!nalicoです。
美容部員の研修ってどんな内容なのかな?
美容をちゃんと勉強したことないし、ついていけるか心配だな。
あと、研修の先生って怖いのかな???
どんな会社でも必ず研修はつきものです。
あなたが美容部員という仕事に興味があったり、もしくは化粧品会社にすでに内定が決まっていたら、研修がどんな感じなのか気になりますよね。
今回の記事では
- 美容部員の研修期間や内容とは?
- 研修は未経験でもついていけるか?【筆者も未経験でした】
- 研修の先生って厳しいのか?
上記の内容で、「美容部員の研修」に関することをお伝えしていきます。
私はこんな人です

元美容部員。化粧品業界歴は8年です。
大学時代は経営学部にいたので、美容の知識ゼロからのスタートでした。
もくじ
美容部員の研修期間とは?

化粧品会社によって研修期間は少し異なりますが、
「約1~2週間」の会社が多いと思います。
入社して知識がない状態ではすぐに店頭に立たせることができないため、会社の研修センターで新人研修を1~2週間受けることになります。
研修期間中、毎日通わせる会社もあるかもしれませんが、宿泊施設つきの研修センターを設けている会社は宿泊でしっかりと学ぶ環境を用意しています。
最初に新人同士でがっつり学ぶわけですが、それ以降は新商品が出るタイミングなどで月1回ほど会社に出向き、先輩たちに混ざって研修を受けることになります。
美容部員の研修内容とは?
私が受けた新人研修はこんな感じです。
- ビジネスマナー
- 会社のことを知る
- 肌の基礎知識
- 商品勉強
- スキンケア技術
- メイク技術
- ファーストアプローチ方法
- カウンセリング方法
- テスト
ビジネスマナー
美容部員としてのビジネスマナーを学んでいきます。
まずは身だしなみです。ヘアスタイル、メイク、ネイル、制服、靴、アクセサリー、カバンなどひとつひとつ確認していきます。
美容部員の身だしなみは制限が多く少し厳しめです。
言葉遣いやお客様への挨拶の仕方もここで学びます。
「いっらっしゃいませ」「ありがとうございます」「申し訳ございません」などお辞儀の角度やタイミングも全て違うことにびっくりします。
会社のことを知る
入社した会社の経営理念や歴史を学びます。
大手の会社であれば歴史が長いので、どんな想いで創業者が化粧品会社をはじめたのか、そしてどのように成長していったのか。そこには現場の一線で活躍する美容部員の重要性があることが分かります。
余談ですが、私が勤めていた会社は「社歌」(小学校でいう校歌)があり、研修期間中の毎朝歌うことになっていました。←これはちょっと特殊かもです。
最初は突然古くさい歌覚えさせられてかったるいな~とか思っていたのですが、毎朝歌っていくうちにいつの間にか覚えられて愛着がわきました。笑
これも会社のことを知るためのひとつの授業なのでしょう。
肌の基礎知識
美容部員の仕事は「肌」のことを知っていなければ話になりません。
スキンケアを紹介する時も、メイクを紹介する時も必ず肌の知識が必要となってきます。
皮膚の構造を一から勉強していきます。
商品勉強
肌の知識を得たうえで、商品の勉強が始まります。
どんな成分が入っていて、どんな効果があるのか、どんな肌の人におすすめなのかひとつずつ勉強します。
知識だけ詰め込んでも、印象に残らないので、実際に商品テスターを自分達の肌につけてどんなテクスチャーなのかを確認します。
宿泊研修だと夜の自分のスキンケアで使う用に、テスターを貸し出してくれたりするので、その時はチャンス!と思って積極的に借りて使用することをおすすめします。
実際に自分の肌で使用するのが一番勉強になります。
スキンケア技術
スキンケアは適当に肌にのせるのと、ちゃんと考えて肌にのせるのとでは効果が大きく違います。
力加減、伸ばす方向、量はそれぞれの商品によって最適なやり方があります。
商品を売る時にお客様に正しい使い方もお伝えしなければいけません。
なのでまずは自分の顔で使い方を学び、そのあとに新人同士アイモデルになってお互いの肌に触れて練習します。
メイク技術
スキンケア同様、メイクにもやり方があります。
美容部員のイメージといえば、お客様にメイクをしてあげる姿を思い浮かぶのではないでしょうか?
ファンデーションやポイントメイクがありますが、基本的なやり方やブラシの使い方を知らないと実際にお客様の顔に触れるときに、手が震えてしまったり、仕上がりに不満を抱かれることがあります。
お客様をキレイにするためのメイク技術が沢山ありますが、新人研修では一から基礎を身につけていく必用があります。
ファーストアプローチ方法
お客様が自分から私たちのカウンターにめがけて買いに来てくれればラクなのですが、そうはいきません。
お客様作りの第一歩として、お客様にお声かけをする「ファーストアプローチ」というお仕事があります。
百貨店であれば、化粧品カウンターの前でサンプルやリーフレットをお渡しをしているのを見たことがありませんか? もしくは、化粧品を見ていた時に「お試ししてみませんか?」など声をかけられたことはありませんか?
これらが「ファーストアプローチ」で、研修ではお客様への効果的な声掛けの練習をしていきます。
カウンセリング方法
アプローチをしてお客様がカウンターへ来たあとは、お客様の悩みを解決すべく「カウンセリング」が始まります。
美容部員のお仕事のメインはこの「カウンセリング接客」といえるでしょう。
目の前のお客様のことを知り、悩みを解決する最適な方法をお伝えし、商品を紹介していきます。
最初はすごく難しいですが、研修では基礎的な流れを覚えます。みんなそれぞれ肌悩みなどが違うので、新人同士で交代しながら練習を重ねていきます。
テスト
研修期間中インプットして覚えることが沢山あります。その確認のため知識や技術のテストがあるのです。
私の新人研修の時は、前の日に学んだ内容を次の日の朝にミニテストが行われていました。そして最終日には総復習として、筆記テストと、カウンセリング接客のテストが行われました。
研修は美容業界未経験でもついていけるのか?【筆者も未経験でした】


結論、ついていけます!私は美容の知識ゼロでした!
冒頭でお話しした通り、私は大学出身なので全く美容の勉強をしてきていませんでした。自分の顔にメイクすることが好きな程度の普通の女子です。スキンケアは化粧水はつけていたものの、乳液とかはつけていなかった記憶があります。
前の章では、実際わたしが体験した新人研修の内容をざっくりお伝えしていますが、すべて一から丁寧に教えてくれる研修内容になっているのは理解できましたか?
美容の基礎中の基礎から勉強できるので、美容の勉強をまったくしてこなかった人でも大丈夫です。
私の場合は新卒でしたが、中途採用で他の業界から転職してきた方でも「未経験採用OK」という募集であれば、同じような内容で一から学べます。
美容の専門学校出身の人もいる
大卒だけでなく、もちろん美容専門学校出身の人もいます。
最初からメイクや髪型も綺麗だったり、メイクブラシの使い方が上手だったりするので圧倒されることもありますが、そこは気にする必要ありません。
自分は自分のペースで吸収し、学んでいけば大丈夫です。
会社に入って研修を受けることはお互い初めてですし、緊張や不安の中、支えあっていく大切な存在にもなるでしょう。
研修の先生って厳しいの?


厳しい先生も、優しい先生もいますよ♡
研修に行く前の当時の私は、「美容部員の研修=厳しい先生だらけ」と想像していました。美しいけど、鋭い目つきで常にびしばし怒られるんじゃないか。
そんな想像ばかりして研修センターに向かいました。
研修センターに到着すると、笑顔で出迎えてくれる先生がいたり、入社式ではラスボスみたいな怖い容姿の先生があいさつをしていたり、講義では優しく教えてくれる先生がいたり、笑いをとるおもしろ先生がいたり、中には緊張している先生がいたり、イメージ通り怖い先生がいたり。
実際、先生のキャラクターは様々でした。
ただ、講義中にうとうと居眠りしていたら注意をうけたり、食堂で食事中に足を組んだり、騒いでいたりすると怒られますし、身だしなみもルールを守っていないと呼び出されることもあります。
ちょっと校則が厳しい学校をイメージしておくといいかもしれません。
まとめ
入社してすぐに行われる美容部員の研修内容についてお伝えしました。
会社によって多少内容が違う部分があると思いますが、どんな内容なのか、様子なのか、ざっくりイメージはつきましたか?
未経験募集であれば、美容の知識ゼロでも大丈夫です。
今後店頭で活躍できるように、一から教えてくれるカリキュラムとなっておりますので、安心して貴重な研修期間を過ごしてください。